イジワルセンセイとハチミツな恋～どきどき・胸キュンホームルーム～

「え？やばいって…」


「だって、これ、まり子がおもちゃにされてる様にしか見えなくて…」


「ううん、直樹先生は私の為に…私をいい女にしてくれるって言う約束で補習授業してるんだよ。確かにちょっと恥ずかしいけど、私は全然、ヤバいとは思わないけど…」


「そんな事言ったって…かなり、すれすれな事してる様に見えるんだけどなぁ」


まり子は乃理道に背を向けると両腕を組んで少し強い口調でこう言った。


「直樹先生が信じられないなら、補習授業には来ないで」


そこまで言った処で、乃理道が人の気配に気がついて、給水塔の後ろに話t氏を引っ張り込んだ。


「まり子、こっちに来い」


現れたのは、直樹先生と南先生だった。


二人は、屋上の柵の前で何事かを話し合っていた。


直樹先生が策を背にして南先生が丁度まり子達に背中を向ける様な恰好になっている。