イジワルセンセイとハチミツな恋~どきどき・胸キュンホームルーム~
「あのね、上原さん。これは大人同士の問題なの、子供のあなたにとやかく言われる筋合いの物では無いわ、わかる?」


半分開き直った様な南先生の態度にまり子は少しむっとした。


一番カンに触ったのは、自分を子供扱いした事だった。


「私はもう…大人…です」


まり子は、本当はきっぱりと子供では無いと言い切りたかったのだが、南先生の
仕草を見て、少し臆病になった。


何故なら、南先生が物凄く色っぽかったからだ。

白いブラウスの裾からのぞく胸元。


タイトスカートからすらりと伸びた脚の白さ。


そして何と言っても、眼鏡の奥に潜む、芸術系の先生ならではの理知的で熱を帯びた視線。


今のまり子には出せない色気が有った。
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