イジワルセンセイとハチミツな恋~どきどき・胸キュンホームルーム~
「上原さん…」


南先生はまり子に優しく口付した。


柔らかく決めの細かい唇の感触はまり子の理性を吹き飛ばす。


まり子は、戸惑っていた。


女同士での行為は初めての経験…いや、男の事の経験も無い彼女にとって、これは、パンドラの箱を開けてしまう行為なのかもしれない。


男の子との経験を女同士の経験が上回るのだ、この沙希の自分の性に対する見方が、ひょっとしたら180度変わってしまうかもしれない大切な事なのだ。


しかし、南先生は、そんな事は気にして居ないのだろうか、躊躇する事無く舌を使って大人のキスをしてくる。


まり子は体と心の欲求の齟齬を解消する事が出来なかった。
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