イジワルセンセイとハチミツな恋~どきどき・胸キュンホームルーム~
「直樹先生が、まり子がたぶん、困ってるだろうからって言ってたんだ。何か有ったのか?」
まり子は乃理道の前を足早に歩いて行くだけで、何も言おうとしなかった。
しかし、突然ぴたりと立ち止まると、くるりと乃理道に向かって向き直る。
「ねぇ乃理道」
まり子にしては珍しく真剣な表情だった。
「――な、なんだよ…」
「キス、しよう」
「はぁ?」
まり子はつかつかっと乃理道に近寄ると有無を言わさず彼の唇に自分の唇を重ねた。
音楽室の有る旧校舎は、放課後人通りはほとんど無い。
まり子は乃理道の前を足早に歩いて行くだけで、何も言おうとしなかった。
しかし、突然ぴたりと立ち止まると、くるりと乃理道に向かって向き直る。
「ねぇ乃理道」
まり子にしては珍しく真剣な表情だった。
「――な、なんだよ…」
「キス、しよう」
「はぁ?」
まり子はつかつかっと乃理道に近寄ると有無を言わさず彼の唇に自分の唇を重ねた。
音楽室の有る旧校舎は、放課後人通りはほとんど無い。