イジワルセンセイとハチミツな恋~どきどき・胸キュンホームルーム~
まり子は、全く直樹の声が耳に入らない。


感じるのは、直樹の温もりだけだった。


この拷問の様な幸福感を味わえるのなら、


宿題なんて…


勉強なんて…


どうでもいいやぁと、


投げやりな気持ちにさせられる位、幸せなひと時だった。


直樹の息が耳にかかる度に、


体の奥が、じんわりと潤うのを感じていた。


それと同時に、まり子の女の香りも強くなっている筈だ。


直樹は、その事に気が付いているのだろうか…
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