イジワルセンセイとハチミツな恋~どきどき・胸キュンホームルーム~
ショートパンツからすらりと伸びた健康的な太腿の眩しさに乃理道は思わずたじろいでしまった。


しかし女子は男子程冷たくは無い様で、まり子意外に何人か居るらしく倉庫内に人気が有るのが感じ取れた。


「まり子、終わったよ!」


その時体育倉庫の中から女子の一人の声が聞こえた。


「――え、あ、うん。じゃぁ、乃理道君、又あとでね」


まり子は若い女性の香りを残して乃理道の前から立ち去った。


乃理道は両手に籠を持ったまま茫然と、その様子を見送った。
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