イジワルセンセイとハチミツな恋~どきどき・胸キュンホームルーム~
そして改めて心に誓う、自分はまり子が好きなのだ。


そして、直樹先生の毒牙からまり子を守るのは自分の義務であるのだと。


午後の空はあくまで麗らかで、小鳥のさえずりが穏やだった。


◆◇◆◇◆◇


「良いかまり子。魅力的で有る為には、心だけではイケない。やはり体も丈夫で健全で無ければならないのだよ」


何時もの補習授業で直樹先生は、まり子に向かって真剣に講義していた。


まり子は相変わらず直樹先生の言葉は、丸飲みで疑う事を知らず、乃理道は少し、疑心暗鬼の表情だった。


「従って、これからは体を鍛える講義もして行きたいと思う」


乃理道はまり子を横目で見ながらしみじみと思った。


彼女は、直樹先生の事が、本当に好きなんだなぁと……そして思った、女の子を引きつける魅力とは何なのだろうかと。
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