イジワルセンセイとハチミツな恋~どきどき・胸キュンホームルーム~
直樹は、その事に気が付いているのだろうか…


「おい、上原…」



「――はい?」



まり子はそう呼ばれて思わず直樹の顔に視線を移した。


直樹はその視線に自分に視線を絡ませて、


真顔で彼女にそう言った。


「ちょっと、聞きたい事が有る」


「え、は、はぁ…」


「お前、誰か付き合ってる奴は居るのか?」


まり子は、直樹の言葉の意味が一瞬理解出来なかった。
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