イジワルセンセイとハチミツな恋~どきどき・胸キュンホームルーム~
「は?」


「一緒に勉強すれば楽しいかもね」


「は、はいはいはいはい!」


「じゃぁ、今度、乃理道君の家に行くわね」


「か、歓迎しまっす」


乃理道は感激のあまり、その場でくるくると踊り始めた。


なにしろ初めての事だから。


自分の部屋に女の子が来る。


このシチュエーションは自分には一生縁が無い物と諦めていたのだがまさか現実の物になろうとは。


まり子とは日曜日に一緒に勉強しようと言う事に成り。乃理道は指折り数えてその日を待った。


一日千秋とはこの事で、時間の過ぎるのが酷く長く感じられたが、持ち前の粘り強さで乗り切った。


そして、当日で有る。
< 164 / 213 >

この作品をシェア

pagetop