イジワルセンセイとハチミツな恋~どきどき・胸キュンホームルーム~
乾いた笑い声が部屋の中に響く。それにつられてまり子もちょっと微笑んで見せた。


「さ、さぁ、まり子さん、つ、次は、どの辺が分りませんかぁ?」


もう、必死で有る……


「そうそう、ここなのよ」


そう言ってまり子が乃理道の方に体を寄せる、その時だった。



――むにゅ…



その感触が乃理道の腕に伝わった瞬間、彼の血が一気に沸騰する。


それが何であるかは直ぐに分ったが、次のアクションをどう起こして良いのか乃理道には判断が出来なかった。
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