イジワルセンセイとハチミツな恋～どきどき・胸キュンホームルーム～

デートも後半戦に入ると、二人の硬さも、少しずつ解れて、会話もスムーズになりつつ有った。


ゲームセンターのＵＦＯキャッチャーで取ったぬいぐるみをまり子にプレゼントしたり、雰囲気の良いカフェでお茶したり、ぶらぶらとウィンドウショッピングを楽しんだりしながら乃理道にとって至福の時間を満喫したのであった。


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夕暮れは優しく二人の別れの時間を告げていた。


大人ならば、ここから夜のデートコースにっ進むのであろうが、残念ながら未成年で高校生の二人には、それを楽しむには、まだ、もうちょっと早かった。


夕暮れと共に、楽しいデートは終了で有る。


「乃理道君、楽しかったよ」


まり子はにこやかに乃理道にそう告げた。


「ぼ、僕もです、あ、あの……」


向き合って乃理道は頬を染める。