イジワルセンセイとハチミツな恋～どきどき・胸キュンホームルーム～

「あら、大事な事よ男の子にとっては」


「そ、そうなんですか……」


両腕をだらんと下げて、もう、打たれっぱなしの状況の乃理道の心にまり子の言葉がぐさぐさと突き刺さる。


「そう言う訳だから、私は直樹先生について行くから、邪魔しないでね！」


そう言ってまり子は直樹先生としばし見詰め有ってから、熱い口付を交わす。


「うわぁぁ、まり子さ～～ん！」


直道は、その姿を、ひたすら見詰めるしか無かった。


「うぎゃぁぁぁ」


掛け布団を思いっきりはねのけて、乃理道は力いっぱいべッド度の上で跳ね起きた。


そして、未だ暗い自室の中をぐるりと見渡してから、要約事態が把握できた。


「ゆ……夢かぁ…」


域が荒い…寝汗も酷かった。そして、今自分が見た夢の内容を反芻する。