イジワルセンセイとハチミツな恋~どきどき・胸キュンホームルーム~
「よし、まり子、良く頑張ったな」


直樹先生に頭をなでなでされながら、微笑む彼女の姿を見詰めつつ、乃理道はぼんやりと考えた。


直樹先生との補習授業で、まり子の成績も、なんとか見られる格好のついた物に成りつつある。


おそらく、この補習授業も、あと数回で終わりを迎えるだろうと乃理道は思った。


「よし、じゃぁ、明日、テストを行う。それに合格できたら、この補習場行も終わりにしよう」


その言葉にまり子が、あからさまに不満そうな表情を見せるが直樹先生は、そんな事は全く気にする事無く話しを進めて行く。


「先生、しつも~ん」
< 197 / 213 >

この作品をシェア

pagetop