イジワルセンセイとハチミツな恋~どきどき・胸キュンホームルーム~

☆甘い夜の誘惑

と、言う訳で、何が何だか分からない状態で、乃理道はまり子の部屋で差し向かいに座ってたりする。


女の子の部屋なんて初めてだから物珍しさが先に立って……と、言うより、気恥かしくて仕方が無いのだ。


なんと言うかおさまりが悪くて、そわそわとしてしまう……。


それに、何だか会話も弾まない。


何時も土地が環境は緊張感と共に、乃理道に向かってひたひたと迫り来るので有った。


「じゃ……じゃぁ、は、始めましょうか」


乃理道は半分ひっくり返った声を喉の奥から絞り出すと、自分のバッグの中から教科書やノートをごそごそと取り出してテーブルの上に並べ始めた。
< 202 / 213 >

この作品をシェア

pagetop