イジワルセンセイとハチミツな恋~どきどき・胸キュンホームルーム~
そう思うと少し気が重く成りかけたがこれはチャンスだ、頑張らねばならない。
そう、前向きに考えた。


「よし、頑張ろう…」


まり子は、そう気合いを入れると湯船を出て、バスタオル一枚の姿で自分の部屋へ向かった。


◆◇◆◇◆◇


次の日の放課後、まり子は再び直樹と一緒に補習授業を受けていた。


「じゃぁ、昨日の返事を聞かせて貰おうか?」


「え、は、はい、その、お…お願いします」


それを聞いた直樹の瞳がきらりと輝く。


眼鏡の奥の瞳に黒い物が走った様な気がした。


「よし、分った。じゃぁ、早速、今から特訓だ…」


直樹はそう言うと、いきなり、まり子の唇を奪った。
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