イジワルセンセイとハチミツな恋~どきどき・胸キュンホームルーム~
「……まぁ、良い。俺の事をふってまで付き合おうって言うんだから、ちゃんとした男なんだろうな?」


「は、はい、勿論です」


そう言って何も知らずにきょとんと立ち尽くす、乃理道にちらりと視線を送りながら、ちょっと早まっちゃったかなと思ったが、これが自然なんだろうなと思い返して、少なくとも後悔はしていない自分の心を確かめた。


そして、季節は過ぎて行くのだ。初々しい二人の笑顔を乗せて。


End
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