イジワルセンセイとハチミツな恋~どきどき・胸キュンホームルーム~
直樹が取りだしたのは卓球のラケットの様な物だった。


ラケットとは言っても、所謂ラケットの部分が縦長でハート型にくりぬかれていた。


それに素材は皮の様で、重厚感と言うか、威圧感がそれには有った。


「な、何ですかそれ?」


「これはな、スパンキングパドルと言って、悪い子のお尻を叩く道具だ」


「へ?」


「つまり、間違えたら、これがまり子のお尻に飛ぶと思え」


直樹は、そう言うとまり子を手招きして、教壇の方に向かって呼び寄せた。


そして、講台に手をついてお尻を突き出す様に促す。
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