イジワルセンセイとハチミツな恋~どきどき・胸キュンホームルーム~
まり子の口から出たのは切ない喘ぎ声だった。


痛い筈が、それが不思議な事に、快感に変わってしまうのだ。


「まり子はひょっとして、叩かれるのが気持ち良いのかい?」


まり子は、直樹にそう言われて、背筋にぞくりという感覚が走った。


「あ、あの、そ、んな…事は…」


そう言うまり子の耳元で直樹は優しく、こうささやいた。


「素直に認めるのも大事な事だよ」


まり子は直樹の方に振り向いた。


瞳には今にも溢れそうな涙を湛えている。


「可愛いよ、まり子」


直樹はそう言って、彼女に優しくキスをした。
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