イジワルセンセイとハチミツな恋～どきどき・胸キュンホームルーム～

「まり子さんは、どちらが、良いんですか？」


その問いにまり子はきっぱりと答えた。


「私は先生と一緒に居たい」


「でも、これじゃあ先生のおもちゃみたいになってしまうかも知れませんよ…」


まり子は乃理道ににっこり笑ってこう言った。


「ううん、おもちゃじゃないよ。先生はまり子の事を大事にしてくれる。先生の行為は、全部『愛』なの。だから、先生について行く。そう決めた」


乃理道はまり子の覚悟を本物だと思った。


「直樹先生、分りました。先生の仲間に成ります。僕もまり子さんの事が好きです。先生と対等の、人間に成りたいと思います」


直樹先生は、それを聞いてにっこりと微笑んだ。