イジワルセンセイとハチミツな恋~どきどき・胸キュンホームルーム~
「上原、今日は大丈夫か?」


「はい、元気です」


そう言う何気ない会話がまり子には嬉しかった。


その表情を乃理道は寂しそうに見詰めるだけだった。


「一応、確認して貰うから、ホームルーム終わったら、保健室に来なさい、いいね」


直樹先生は笑顔でさり気無くまり子を保健室に誘った。


「はい、分りました」


まり子は、何の疑いも無くそう返事をした。


◆◇◆◇◆◇


ホームルームが終わって直ぐ、まり子は直樹先生の言いつけ通り保健室に向かった。


「失礼しま~す」
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