イジワルセンセイとハチミツな恋~どきどき・胸キュンホームルーム~
「どれ、見せてごらん」


直樹先生はキスをやめてまり子から一歩下がると、彼女の顔色を確認する様に彼女の顔をじっと見詰めた。


「そんな、先生、じっと見つめられたら…」


普通に見詰められているだけなのにまり子は何となく恥ずかしくて頬が紅潮して行くのが分った。

「スカートを、少しめくり上げて」


優しくそう言う直樹先生の言葉がまり子の心に突き刺さる。


彼女は、そんな恥ずかしい行為は出来ないと思いながらも、先生の言う通りに、少しだけ
スカートを持ち上げる。

羞恥で直樹先生の顔がまともに見れないまり子は、頬を赤らめたまま視線を伏せる。


「自分が僕に見せたいと思う処まで、スカートを捲り上げなさい」


――見せたい処?


まり子は思った。本当は全部見せてしまいたい。


しかし、心はそれを抑えてスカートを捲る手を止めてしまう。
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