イジワルセンセイとハチミツな恋~どきどき・胸キュンホームルーム~
◆◇◆◇◆◇


放課後、美術部部室。


まり子は直樹先生に呼び出されて一人残されたのだ。


まり子は一人美術室に居た。


直樹先生が指定した場所った。


南向きの窓から日差しが差し込んで、石工モデルをぼうっとうかに上がらせる。
絵具やテレピン油の香りが何処となく胸を擽る空間は、何となく心を躍らせる物が有った。


まり子は窓から外の様子を伺う。運動部の面々が、それぞれの練習を楽しそうに行っていた。


「すまん、待たせた」


そう言って直樹先生が美術室に来た。


「いえ、実は私も今来た処ですから…」


そう言ってまり子はちょっとその会話がおかしかった。
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