あきれるくらい側にいて
Epilogue
コバルトブルーの海は夕焼けに染まり、砂浜と共にオレンジ色に輝いている。
窓から見えるその情景は、あまりにも美しく。
その光を受けるこのベッドも、これ以上ない程にロマンティックなのに……。
な・の・にーっ !!!
「ウソ !?」
「嘘じゃないですよ」
「ホントにあたし達ってヤってないのっ!?」
「サクラさん、言い方がちょっと露骨すぎます…」
あたしとハルのそんな会話のせいで、素敵なロケーションも台無しだ。