あきれるくらい側にいて
 
もう、どれだけ? ってくらいの、あたしの勘違い。

二人しかいないのに大富豪って、しかも徹夜って、他にやることあるでしょ !?

ついでにもう一つだけ訊いてみる。
あんなことして後悔してるって言った ” あんなこと “ とは何かを。


そしたらハル、何故だか目線をキョロキョロさせて

「それはー…」って。


だから膝と膝をくっつけて、ズズッと詰め寄ったら

「つまりー…」って。


もう! はっきりしないなーっ
とキッと睨みつけながら小っちゃな顔を覗きこんだ、その時。

 
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