あきれるくらい側にいて
 
高い所から……


「あ」


……落ちた、あたし。



「『あ』ってサクラ、どうしたの?」

「モモチャン、あたし」

「ん?」

「なんで服着てんの?」

「はぁ?」


今度はモモちゃんが唖然な顔。そして……。


「ねぇっ! 変態男はどこっ!?」


急に体を起こしたものだから、危うくモモちゃんは尻もちをつくところだった。


「もうっ サクラ! 急になによ?」

「あの男はっ!?」

「……あの男?」

< 21 / 200 >

この作品をシェア

pagetop