あきれるくらい側にいて

断りもなくあたしのベッドでスヤスヤ寝ていた、変質者のくせに可愛い顔して、しかもあたしより5コは若そうな……。

そうだ! あたし、その魔の手から逃れるため階段まで行って、そして……。


「ギャーーーッ!!!」

「こっ 今度は、どうしたっていうのよっ!?」


すべてを思いだしたあたしは、ヘナヘナと床に座りこんだ。


「見られたぁ~……」


それは、大・大・大問題!


「見られたって、なにを?」

「あたし、もうダメだ……」

「どしたのサクラ、顔面蒼白よアンタ」

「だって、あたし……。
ハダカを見られたのーーっ!!」

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