あきれるくらい側にいて
真実は二度目の朝に
ブラインドの隙間から差し込む朝日。
その光に目を細め、寝返りを打った。
目を閉じて深呼吸を一つ。
それから何度も瞬きを繰り返してから、ボーッとする頭のまま部屋の中を眺めた。
「………」
見慣れない景色がそこにはあった。
小さめのローテーブル、2人掛けの黒いソファ。
床の上にはノートパソコン。
その向こうには小っちゃなキッチンに2ドアの冷蔵庫。
「なに、これ?」
ベッドだってシングルだし、見たこともないモノトーン柄のカバーがついている。
しかも
「イタタッ」
どうやら二日酔いらしい。