電子恋事
その後,鍋男と二人で,好みの女性の話になった.

「メイドのコスプレは,萌えません」
やはり,鍋男は,男装の麗人・キャリアウーマン系が好みだった.

「有能な女性の先輩から,新人で劣等性のボクを徹底的に指導して欲しい・・・」
どこかで聞いたような,読んだことのあるような,そんな言葉だった.
就職して,仲良くなった友人が,まさか,そうだったとは.
俺は,目が点になった.
でも,俺たちはお互いに,好みが違うということだけは知ることが出来た.
「それはうれしいことだね」
鍋男は,満足の表情を浮かべていた.


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