ぼくらのハーモニー
バスを降りた。
「柚希!」
ビルに早足に入っていく柚希を引き止めたかった。
「・・・ん?」
「なぁ・・・・俺さ今言うのもなんだけ「南方ァ!」
話の途中であいつの声が入ってしまった
「塾ってどこ?」
「わかんない。」
「はぁ?!」
「はぁ?!って・・・あたしがしってるわけないでしょ!」
「良かったら僕が・・・。」
「あ。ありがとう。」
そのあいだにも柚希は走っていってしまった。
俺はこんなつもりじゃなかったのに・・・
柚希にこんな接し方されるなんて思わなかったよ。