姫とお菓子と俺

放課後
彼女に渡し終えた彰と教室で喋っていると、姫菜が来た

金曜日以外に来ることは、珍しく驚く


「…クッキーは?」

「え?無いけど…?」


俺の前に立つなり、彼女は言った

けどクッキーは今、俺の手元には無い


「どーして?」

「あげちゃった…」


あれ?なんか姫菜…泣きそう?

っと思っていると、姫菜の頬に涙が伝っていった

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