君の隣で
*+第二章+*
入学式
――桜が満開の季節、春。
私はこの季節が四季の中で一番好きだ。
この新鮮な雰囲気が好きなのだ。
朝、親友の菜月(なづき)と待ち合わせをした。
菜月とは三年生で初めてクラス替えしたときに出会い、仲良くなった。
その後、5、6年生では別々のクラスになってしまったが、
学校帰りを一緒に帰ったり、毎週のように公園で遊んでいたため、私たちの絆はどんどん深まっていった。
今では一番信頼できる親友だ。