君の隣で
帰り道は菜月と二人。
さっそくさっきの絵理子の事で私が愚痴をこぼした。
「さっきのアレッ、ひどくない?」
「アレって~?、あー絵理子の事?」
「そうそれ!うちかなり傷ついたんだけど!!」
つい大声で言ってしまう
「確かにね、絵理子ってたまにズバッて言っちゃうトコあるから…。」
「前からウチって絵理子に避けられてるっ、つーか…嫌ってんのカナ…うちのこと…。」
「そんなことないって、大丈夫だよ、麗奈!」
「ありがとう…。」
菜月の前だと何でも安心して話せる…。
学校の話題、TVの話ーーー
いつまでも終わることのない話をしながら帰って行った。