♥love girl♥


「終わった?」


「れ...蓮...!?」


ドアが開いて、蓮が入ってきた


「なんで蓮が...!?」


「ずっと待ってた。玲華のことだからさー」


ニッと笑う


「川嶋、もう戻っていい」


「はい」


「川嶋さん...!!」


「はい?」


「あの...!!」


「?」


川嶋さんを引き止める


「お兄ちゃん...って呼んでいいですか...?」


「えっ...?」


まっすぐ、川嶋さんを見る


「川嶋、呼んでもらえ。お前だって本当はそう呼んでほしいんだろ?」


「でも...っ」


「呼ばせてもらえますよね...?」


「...喜んで」


良かった...


川嶋さんはそのまま、部屋を出て行った


「玲華、どうだった?」


「何が?」


「何か変わったか?」


「んー。どうかな」








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