♥love girl♥
「祐樹、俺に殺意でもあったのか?」
「今芽生えた。玲華ちゃんのそんな姿、カメラに納めていいのか?」
「....」
蓮が黙る
「俺、やりすぎたな」
「おう、やりすぎた」
蓮があたしから顔を離すとヘナヘナと座り込む
「玲華、大丈夫か?」
「怖かった...っ」
ほんと...怖かった...
「蓮君達、いい表情だったよ」
満足そうなスタッフさん
「祐樹よりもセンスあるかもな~?」
「あ、じゃあ俺入っちゃおうかな」
「おいおい、俺の仕事奪うわけ?」
その場は笑いだす
あたしは全然笑えない...
蓮のバカ!!!
もう絶対喋ってやらねえんだもん!!
「さてと、制服着替えて学校に戻るか」
「そうだな、授業も出ねえとやばいし」
「玲華、早く制服着替えろ」
「祐樹さん、行きましょ」
言われなくても着替え終わってますから
あたしは祐樹さんだけに声を掛ける