♥love girl♥
「誰...?」
「ほっとけ、ほっとけ。空耳だろ、きっと」
蓮があたしの手を握って歩き出す
「てめっ、この野郎!!」
「いってぇ!!」
蓮が急に前のめりになって倒れかける
「誰だよ、お前!!...」
「嘘...」
なんで...?
なんで目の前に...?
「どうゆうことだ...?」
蓮も理解出来てない
「玲華、久しぶりだなぁ♪」
その男の人はあたしに抱き着く
「ちょっ、大雅!!玲華は俺のだ!!」
そう...目の前に現れたのは...死んだはずの大雅...
「は?お前、いつの間に玲華と付き合ってんの?俺と別れてねえのに!!」
「.....」
蓮の間が泳いでる
そりゃそうだよ...
死んだはずだもん、大雅は...
たしかに...大雅は死んだ...
大雅は...男の子をかばって...刺されて即死だったはずなのに...
どうして目の前に居るの...?
「本物の大雅...?」