♥love girl♥
「蓮...」
大雅ではなく、蓮だった...
汗だくの蓮...
「大雅...見てない!?」
「ちょっ!?」
蓮に掴み寄る
「見てねえけど...」
「そんな...」
そのままヘナヘナと座り込む
「玲華...?」
「大雅が...消えた...大雅が...また居なくなった...」
「玲華...」
「変だね...?大雅...さっきまで居たはずなのに...」
「...アイツ、俺に言ってきたんだ。玲華を、玲華の兄貴を、玲華のすべてを任せたって」
「え...?」
なんで...お兄ちゃんまで知ってるの...?
「アイツ、兄貴のことまで知らねえはずなのにな。多分...ずっと一緒に居たからだろうな」
大雅...
今、どっかで見てる...?
大雅が...最後まで愛してくれたあたしは...
これから蓮と一緒に歩いてくよ...?
...まだ心配...?
...大丈夫、もう大丈夫だよ
あたし、笑ってみせるから...