♥love girl♥
「すごい自信じゃない?だったら貴方、蓮様に告ってみなさいよ!!」
「はぁ?なんであたしが。アイツのこと好きじゃないし」
あたしは大雅だけが好きだもん
「へぇ。貴方だって怖いんじゃないの?」
「っ...」
違う意味だと思っても、どうしても大雅のことにつながってしまう
「フラれるのが怖いんでしょう?相手にされないからって」
「アンタ達とは違う。あたしは...っ」
「何回言わせるわけ?俺がコイツを好きなだけでコイツは俺のことなんとも想ってねえよ」
急に視界が暗くなる
笹岡蓮があたしの目を隠したということに気づくのは
もう少し後の話だ
「蓮様!!なんでこんな冷たい女なんですか!?あたし達だってずっと蓮様が好きなのに...」
「その好きはただカッコいいだけだからだろ。第一お前らなんかにコイツの良さが分かってたまるか。コイツは...玲華は俺のだ。分かったら二度と手、出すんじゃねえ!!!」
一気に静かになった
「...玲華、来い」
「ちょっ...」
そのまま腕を掴まれて屋上へ
あの...花粉症が...(バカ
「ったく...大雅のこと思い出してんじゃねえよ」
「なっ...」
なんで分かるのよ...