♥love girl♥
「やれば出来んじゃん」
くしゃっと髪を崩される
「玲華は俺のもんだから。絶対放さねえんだからな」
「ちょっ!!」
そのまま抱き寄せられて抱き締められる
「やめてって...っ」
「絶対やめねえんだからな。ずーっとこうしたかった」
「っ」
そう言われると放そうとする手に力が抜ける
そんなこと言わないで...
あたしの心に入って来ないで...
あたしは...大雅だけ...
大雅しか...想えないんだから...
「いつか、大雅よりも俺を想わせてやる」
「出来るならやってみなよ」
「言ったな?後悔すんなよ♪」
「誰がするかっつうの」
蓮を引き離す
「っくしゅ」
「お前、花粉症?教室戻るか」
「うん」
そのまま屋上を出た
その時、誰かに見られてるとは知らずに...