♥love girl♥
「篠原さん、どういうつもりなのよ!?」
ほら、来たよ...
昼休み、女子軍団があたしの周りを囲んだ
彩香は春姫ちゃん達を呼びに行ってる
蓮はまだ登校してきてない
「どういうつもりって?何もしてないけど」
「蓮様に言わせてるんじゃないの!?」
「言わせる?冗談言わないで。あんな奴、興味ないわ」
「だったらあの写真はどうなってるの!?あの生徒、篠原さんでしょ!?」
「あれは蓮が勝手に抱き着いてきたときを撮られただけですけど」
そうだ、そうだ!!
全部は蓮が悪いんだ!!
1人でそう心の中で呟いてると、急に平手打ちが
教室に低い音が響いた
「ふざけないで!!蓮様がアンタなんかに興味あるわけない!!」
「蓮様はあたし達だけの人なのよ!!」
「1人で独占しないで!!!」
...あたし、キレたいんですけど
イライラする...
「誰も独占してませんが?そんなに蓮を独占したいなら彼女になれば?まあ出来るもんなら、だけどね」
「最低っ!!」
もう1発平手打ちが来る...っ
きゅっと目を瞑った