♥love girl♥
「アイツは...玲華を本当に必要にしてたからな」
「お前にはその気持ちが足らねえんじゃねえの?」
「っ...」
大雅が...あたしを必要としてた...?
だったらなんであたしを1人にしたの...?
「お前が本当に玲華を好きになれたら、アイツも心開くだろ」
「俺には...出来ねえのかもな」
「大雅は、そうは言わなかった。アイツは...」
「大雅は本当に玲華に惚れてた!!玲華だって今も大雅しか想ってねえんだよ!!アイツには...届かねえんだよ!!」
「あ、蓮っ...」
蓮が走り去る音
「ハァ...あの性格どうにかならねえもんかな」
ガチャッ
えっ!?
あたしが逃げ込んだ部屋って...隼斗さんの部屋!?
「あれ...」
何度もドアを回してる隼斗さん
ど...どうしよう...
「...玲華、鍵開けろ。蓮には内緒にしてやるから」
そう言われたら開けるしかない...
涙を拭き、鍵を開ける
「やっぱり...ここに居たか」
隼斗さんが入って来た