♥love girl♥
「玲華、蓮のこと嫌いか?」
「...分かりません...」
「正直言え。今のトコはどうだ?」
「嫌いって言えば嘘になります...でも...好きじゃないです...絶対...」
「どうしてそう言えるんだよ?」
「それは...」
今も大雅が好きだから
今も...大雅しか想えないから...
「大雅はもう居ねえんだよ。お前も...いい加減幸せになれよ」
「そんなことは...」
「大雅だってそう思ってんじゃねえ?アイツのことだからお前の幸せ願ってる。もしかしたら蓮と出会わせたのはアイツなんじゃねえ?」
「そんな...っ」
「玲華、よく聞けよ?蓮は、本当にいい奴だ。玲華を大切に想ってくれてる。だから、アイツを頼れ。絶対お前を守ってくれっから」
「....」
蓮が...?
そんなわけないよ...
「玲華、大丈夫」
隼斗さんがあたしを抱き締めた
「は...隼斗さんっ...」
「俺を大雅だと思って泣け。無理しすぎなんだよ、玲華は」
「そんなことないです!!大丈夫ですって...」
あたしはもう泣かないもん
大雅に迷惑だろうから...