♥love girl♥


「早く食えや!!」


「黙ってろ!!!」


言い合いながら2人して食べてるし...


「玲華、めちゃ美味いじゃん!!」


「玲華、センスあるよ!!俺のために朝飯作って♪」


「俺の女だ!!」


「分かってるわ!!!」


「まだ言い合ってますよ」


コックさん達はまた笑いだす


あたしにも...こんな人が居ればな...


あたしのことをよく理解してくれる人...


やっぱり大雅だけなのかな...?


蓮には...言えないことも増えてくるだろうし...


蓮も全部あたしに言うわけがない...


「兄貴、部屋戻れ!!」


「もっと玲華の料理食いてえもん」


「今はとっとと部屋戻れ!!」


「いつの間に態度がデカくなったんだ?...しょうがねえ、今だけは戻ってやる」


隼斗さんがあたしに近付いて、目の下を拭う


「ただし、玲華が泣いたら大雅がお前を呪いに来るからな」


「分かってる」


あたし...泣いてた...?


また泣いちゃってたの...?








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