♥love girl♥
「なあ、玲華?」
「うん」
「お前が強がってる理由、言ってやろうか?」
「強がってないし」
そうだ、そうだ!!
ただ冷たくしてるだけだし!!
「自分という自分を見せたくないから」
「っ...」
「本当は玲華、いい奴なんだよ。けど、他人に自分を見られたくないから。自分というカラに閉じこもってる。違う?」
蓮の目が、あたしの目をじっと見る
そしたらあたしは、つい逸らす
「別に...違うし」
「目逸らしてからそう言っても説得力ねえって」
クスクス笑う
「まあそんな玲華も好き」
ちょっ...
それ言いますか、今!?
「意味分かんない」
「あれー?昨日は好きって言ったくせに?」
「....」
最悪だ...
言わなきゃ良かった...
「あれは寝起きだったから...」
苦し紛れの言い訳