KYOSUKE


――――


俺が二人から開放されたのが、次の日の朝8時。


信じられない。


あの人たち俺より年上のくせして、何であんなに元気なんだよ。


あれから二時間ぐらいは普通にカラオケを楽しんでいる風だったのに、


「華がないなぁ」なんて慧さんが言い出した。


「そやなぁ。むっさい男三人で歌っててもつまらんしな」


そう言って、二人は嵐のごとく部屋から跳び出て行った。



その数分後


「「可愛い女の子たちゲッツ☆」」


と言って、女の人二人を連れてきたときは、俺はげんなりした。


「君可愛いね~。いくつ?」


「お姉さんみたいなのはタイプじゃない??」


と、何故か俺はきれいなお姉さま方にちやほや。


「響輔っ!きれいな華を独り占めすんじゃねぇ!」と慧さんと累さんからマイクが飛んでくる始末。





ぐったりして龍崎家に戻って玄関を開け、、


「お帰り~」


とお嬢の太陽みたいな明るい笑顔を見たとき



ほっと安心して、思わず気が抜けた。




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