KYOSUKE
「あ…気付かれました?良かった…」
ほっと安心したのも束の間、お嬢はむくりと起き上がってちょっと俺を見上げながら、不機嫌そうに目を細めた。
「あ!あのっ!!すみません!すぐ出て行きます」
慌てて立ち上がろうとしたものの、
お嬢は目を細めたまま意外な言葉を発した。
「暑い」
不機嫌そうに呟いて、おもむろにカットソーに手をかける。
「えっ!ちょっ!お嬢…!」
俺が止める間もなく、彼女は豪快にカットソーを脱ぎ捨てた!
淡いレモンイエローのカットソーの下は、レースをふんだんにあしらった可愛らしい下着をつけている。
肌も同じぐらい色が白くて、まるで大理石のようにすべすべしていそうだった。
わ゛ーーーーー!!!
声にならない叫び声を上げて、俺は目を逸らそうとしたが、
その視線がお嬢の胸元で止まった。