チャリパイ8~恋のエンゼルパイ~

「占い好きなんですか♪……それでしたら、本日この料亭に大層著名な占い師の方がお見えになっているんです。良かったら、こちらへお呼びしてお二人の相性など占って頂きましょうか?」


ひろきの提案に詩織と金田の二人は、喜んで賛同した。


「それは面白い♪なかなか気が効くじゃないか♪金なら払うぞ。」


(著名な占い師なら、的確な占いをしてくれる筈だ。この先上がりそうな株の銘柄でも占ってもらうか。)


“それでは”と言ってひろきは立ち上がり部屋を出て行った。そして数分程すると、妖しい音楽と共に襖がすっと開き…紫色のそれらしい服装に目尻を吊り上げたような濃いアイライン…如何にも占い師という格好で、子豚が登場した。


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