チャリパイ8~恋のエンゼルパイ~
「そのお見合いを認める訳にはいかない!!」
開口一番、耕太はそう言い放った。
「確かに僕と詩織さんとでは『住む世界が違う』のかもしれない……
だけど、人には誰だってこれだけは譲れないって事が、一つ位はあったっていいだろう。
IT社長だか何だか知らないが、詩織さんの事だけは譲る訳にはいかないんだ!……僕は…僕は…………………………
詩織さんの事を世界中の誰よりも愛しているんだ!!」
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