白亜の記憶
ニナ・・・

白亜ですら、きいたことのある名前。

本当なら、その光栄さに卒倒してもいいくらいの、相手。

けれど、

白亜はカタまった。

自分でも、自分が不良品だということを、嫌というほどわかっている。

劣等感のカタマリなのだ。
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