白亜の記憶
なのに、何で、いきなりそんなすごいヒトを守ることになるんだ?


ふに落ちなさ過ぎる。

「嫌だ」

「わしも嫌じゃ。が、今、ここにはお前しかいないのだ」

「だって、今『歌い手』になったわけじゃないのに、他の『守り人』がいるはずだろ??」

「前の『守り人』は死んだ」

白亜ははっとした。

「それって、ニナを守って?」

「そうじゃ」

ああ・・・

白亜は思った。

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