白亜の記憶
「だって、自分が怪我をした。とかじゃない限り、歌うのをやめちゃダメなんでしょ?守り人のためなんかに、中断なんて、ありえない」
「悪かったな」
「怒られた?」
「こっぴどく」
「ごめんね」
ニナの目は、うろたえた。
「とっ、とにかく、オマエは早く傷を治せ。草族なんだから、三日もあれば怪我は治るんだろ?」
「悪かったな」
「怒られた?」
「こっぴどく」
「ごめんね」
ニナの目は、うろたえた。
「とっ、とにかく、オマエは早く傷を治せ。草族なんだから、三日もあれば怪我は治るんだろ?」